Magic 2015 Update Bulletin
2014年7月23日 TCG全般憤怒の天使/Angel of Fury(機能変更)
アクローマが生まれるよりもはるか昔、《憤怒の天使/Angel of Fury》というカードがポータル・セカンドエイジに存在した。そいつは《純白のドラゴン/Alabaster Dragon》や《死せざる魔獣/Undying Beast》などと似た印刷テキストを持っている。それらのポータルのカードはどの戦場から墓地に行っても、そのオーナーのライブラリに混ぜてシャッフルする事ができるように、標準的なテンプレートを使うよう修正されてきた。このため、そしてプレイヤーたちにこのオラクルテキストが最新の物であるか迷わせないために、全てのポータルのカードに「死亡する」を使うように移行した。しかし、憤怒の天使はそこからハブられてしまっていた。
旧テキスト:
飛行
憤怒の天使が戦場からあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれをあなたのライブラリーに加えて切り直してもよい。
新テキスト:
飛行
憤怒の天使が死亡したとき、あなたはそれをオーナーのライブラリーに加えて切り直してもよい。
永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal(機能変更無し)
このオラクル変更におけるwhen/whenever三銃士は、この永遠王、ブレイゴからスタートだ。
多くの場合、複数回誘発すると思われる能力には"whenever"が相応しい。
旧テキスト:
飛行
永遠王、ブレイゴがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えたとき、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数だけ対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをそれぞれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
新テキスト:
飛行
永遠王、ブレイゴがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数だけ対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをそれぞれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
キマイラ球/Chimeric Sphere(機能変更無し)
キマイラ球の2つ目の能力はこいつを「飛行を持たない」クリーチャーへと変える。愉快なことに、こいつはトランプルを持たないクリーチャーとも言えるし、武士道2やプロテクション(青の奇魔)を持たないクリーチャーとも言えるわけだ。この少しばかり標準的でない言い回しを修正する。
旧テキスト:
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を持つ2/1の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャーになる。
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を持たない3/2の構築物アーティファクト・クリーチャーになる。
新テキスト:
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を持つ2/1の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャーになる。
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を失うとともに3/2の構築物アーティファクト・クリーチャーになる。
軽蔑/Contempt(機能変更無し)
when/whenever三銃士の2番めのメンバーは、《軽蔑/Contempt》だ。ほとんどの場合、能力が誘発すればこれ自身は戦場を離れる。つまり、この能力は一度しか誘発しないと思われる。
旧テキスト:
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するたび、戦闘終了時にそれと軽蔑をオーナーの手札に戻す。
新テキスト:
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するとき、戦闘終了時にそれと軽蔑をオーナーの手札に戻す。
細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin(機能変更無し)
このカードのルールテキストの深くに埋もれていた、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーへ言及する異常なテキスト、「その上に+1/+1カウンターを持っている」。こんな事をしているのはこのカードだけなので、他のカードと揃える。
(日本語には一切影響なし)
ドラゴン魔道士/Dragon Mageと"Wheel of Fortune"効果
自分の手札を全て捨て、幾らかの(大体は7枚だろう)のカードを引く動作のテンプレートは一定していなかった。ドラゴン魔道士やその友達を含むカードたちを、《命運の輪/Wheel of Fate》に倣って最新のバージョンにする。
旧テキスト:
飛行
ドラゴン魔道士がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーは自分の手札を捨て、カードを7枚引く。
新テキスト:
飛行
ドラゴン魔道士がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーは自分の手札を捨て、その後カードを7枚引く。
《魂の再鍛/Reforge the Soul》《知覚食らい/Sensation Gorger》《権謀術数/Wheel and Deal》《Wheel of Fortune》も同様。
《偵察/Reconnaissance》
偵察は、前回のオラクル変更でカードの元の意図した使い方しかできないように起動タイミングの制限を与えられた。クリーチャーを攻撃へと送り出し、どのようにブロックされたかを見て、好きなように引っ込める。このカードの印刷以降のフェイズやステップの構成への変更はそれに新しい、予想外の機能を与えた。今や君は戦闘ダメージフェイズ以降にクリーチャーをアンタップすることで、警戒のような動きをできる。前回のオラクル変更は、はじめは非常に簡単に見えたが、私は少なくとも2つののヘマをした。一つは、このカードは"擬似警戒"機能をとても長く持っていたと言う事だ。既にそれはほとんどこのカードの特色になっていた。いつしか、君たちがそれを尊重しだす程に。ニつ目に、偵察の同系カードの中には《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist》のように現代のターン構造の元で作られたものも存在すると言う事だ。当然、私はそれらにエラッタを出すつもりはない。ふーむ。
つまるところ、私はマジックを楽しい物にするためにここにいる。偵察の変更は、善意であったにせよ、ある人々にとってはゲームをつまらなくするものであり、誰得であった。私は前回のオラクル変更を疑問に思ったため、逆戻りすることにする。皆さんを不安にさせて申し訳ない。フィードバックをくれた全ての人に感謝。
旧テキスト:
(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。この能力は、戦闘ダメージ・ステップより前にのみ起動できる。
新テキスト(というか元のテキスト):
(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。
ぐらつき/Topple(機能変更無し)
我々は、君が友人と「パワーが最も大きい」の定義について口論にならないように助けになる「戦場に出ている中で」を追加する。
旧テキスト:
パワーが最も大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(パワーが最も大きいクリーチャーが複数存在する場合、それらのいずれか1つを対象とする。)
新テキスト:
戦場に出ている中でパワーが最も大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(パワーが最も大きいクリーチャーが複数存在する場合、それらのいずれか1つを対象とする。)
ガラクタの壁/Wall of Junk(機能変更無し)
when/whenever三銃士の最後の一人。ほとんどの場合、能力が誘発すればこれ自身は戦場を離れる。つまり、この能力は一度しか誘発しないと思われる。
旧テキスト:
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)
ガラクタの壁がブロックするたび、戦闘終了時にガラクタの壁をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
新テキスト:
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)
ガラクタの壁がブロックしたとき、戦闘終了時にガラクタの壁をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
風の早船/Windscouter(機能変更無し)
おっと、予想外の所からwhen/whenever三銃士の四人目が現れた。ほとんどの場合、能力が誘発すればこれ自身は……もういいよね?
旧テキスト:
飛行
風の早船が攻撃かブロックするたび、戦闘終了時に風の早船をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
新テキスト:
飛行
風の早船が攻撃かブロックしたとき、戦闘終了時に風の早船をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
未だにどこでも訳されて無かったのでやってみた。
偵察の前後には「古い酒屋が潰れて新しいPCショップができてそれに猛反発が~」みたいなストーリーがあるんだけど、面倒だったので全カット。
アクローマが生まれるよりもはるか昔、《憤怒の天使/Angel of Fury》というカードがポータル・セカンドエイジに存在した。そいつは《純白のドラゴン/Alabaster Dragon》や《死せざる魔獣/Undying Beast》などと似た印刷テキストを持っている。それらのポータルのカードはどの戦場から墓地に行っても、そのオーナーのライブラリに混ぜてシャッフルする事ができるように、標準的なテンプレートを使うよう修正されてきた。このため、そしてプレイヤーたちにこのオラクルテキストが最新の物であるか迷わせないために、全てのポータルのカードに「死亡する」を使うように移行した。しかし、憤怒の天使はそこからハブられてしまっていた。
旧テキスト:
飛行
憤怒の天使が戦場からあなたの墓地に置かれたとき、あなたはそれをあなたのライブラリーに加えて切り直してもよい。
新テキスト:
飛行
憤怒の天使が死亡したとき、あなたはそれをオーナーのライブラリーに加えて切り直してもよい。
永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal(機能変更無し)
このオラクル変更におけるwhen/whenever三銃士は、この永遠王、ブレイゴからスタートだ。
多くの場合、複数回誘発すると思われる能力には"whenever"が相応しい。
旧テキスト:
飛行
永遠王、ブレイゴがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えたとき、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数だけ対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをそれぞれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
新テキスト:
飛行
永遠王、ブレイゴがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数だけ対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをそれぞれのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
キマイラ球/Chimeric Sphere(機能変更無し)
キマイラ球の2つ目の能力はこいつを「飛行を持たない」クリーチャーへと変える。愉快なことに、こいつはトランプルを持たないクリーチャーとも言えるし、武士道2やプロテクション(青の奇魔)を持たないクリーチャーとも言えるわけだ。この少しばかり標準的でない言い回しを修正する。
旧テキスト:
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を持つ2/1の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャーになる。
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を持たない3/2の構築物アーティファクト・クリーチャーになる。
新テキスト:
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を持つ2/1の構築物(Construct)アーティファクト・クリーチャーになる。
(2):キマイラ球はターン終了時まで、飛行を失うとともに3/2の構築物アーティファクト・クリーチャーになる。
軽蔑/Contempt(機能変更無し)
when/whenever三銃士の2番めのメンバーは、《軽蔑/Contempt》だ。ほとんどの場合、能力が誘発すればこれ自身は戦場を離れる。つまり、この能力は一度しか誘発しないと思われる。
旧テキスト:
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するたび、戦闘終了時にそれと軽蔑をオーナーの手札に戻す。
新テキスト:
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するとき、戦闘終了時にそれと軽蔑をオーナーの手札に戻す。
細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin(機能変更無し)
このカードのルールテキストの深くに埋もれていた、+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーへ言及する異常なテキスト、「その上に+1/+1カウンターを持っている」。こんな事をしているのはこのカードだけなので、他のカードと揃える。
(日本語には一切影響なし)
ドラゴン魔道士/Dragon Mageと"Wheel of Fortune"効果
自分の手札を全て捨て、幾らかの(大体は7枚だろう)のカードを引く動作のテンプレートは一定していなかった。ドラゴン魔道士やその友達を含むカードたちを、《命運の輪/Wheel of Fate》に倣って最新のバージョンにする。
旧テキスト:
飛行
ドラゴン魔道士がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーは自分の手札を捨て、カードを7枚引く。
新テキスト:
飛行
ドラゴン魔道士がプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーは自分の手札を捨て、その後カードを7枚引く。
《魂の再鍛/Reforge the Soul》《知覚食らい/Sensation Gorger》《権謀術数/Wheel and Deal》《Wheel of Fortune》も同様。
《偵察/Reconnaissance》
偵察は、前回のオラクル変更でカードの元の意図した使い方しかできないように起動タイミングの制限を与えられた。クリーチャーを攻撃へと送り出し、どのようにブロックされたかを見て、好きなように引っ込める。このカードの印刷以降のフェイズやステップの構成への変更はそれに新しい、予想外の機能を与えた。今や君は戦闘ダメージフェイズ以降にクリーチャーをアンタップすることで、警戒のような動きをできる。前回のオラクル変更は、はじめは非常に簡単に見えたが、私は少なくとも2つののヘマをした。一つは、このカードは"擬似警戒"機能をとても長く持っていたと言う事だ。既にそれはほとんどこのカードの特色になっていた。いつしか、君たちがそれを尊重しだす程に。ニつ目に、偵察の同系カードの中には《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist》のように現代のターン構造の元で作られたものも存在すると言う事だ。当然、私はそれらにエラッタを出すつもりはない。ふーむ。
つまるところ、私はマジックを楽しい物にするためにここにいる。偵察の変更は、善意であったにせよ、ある人々にとってはゲームをつまらなくするものであり、誰得であった。私は前回のオラクル変更を疑問に思ったため、逆戻りすることにする。皆さんを不安にさせて申し訳ない。フィードバックをくれた全ての人に感謝。
旧テキスト:
(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。この能力は、戦闘ダメージ・ステップより前にのみ起動できる。
新テキスト(というか元のテキスト):
(0):あなたがコントロールする攻撃しているクリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。
ぐらつき/Topple(機能変更無し)
我々は、君が友人と「パワーが最も大きい」の定義について口論にならないように助けになる「戦場に出ている中で」を追加する。
旧テキスト:
パワーが最も大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(パワーが最も大きいクリーチャーが複数存在する場合、それらのいずれか1つを対象とする。)
新テキスト:
戦場に出ている中でパワーが最も大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(パワーが最も大きいクリーチャーが複数存在する場合、それらのいずれか1つを対象とする。)
ガラクタの壁/Wall of Junk(機能変更無し)
when/whenever三銃士の最後の一人。ほとんどの場合、能力が誘発すればこれ自身は戦場を離れる。つまり、この能力は一度しか誘発しないと思われる。
旧テキスト:
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)
ガラクタの壁がブロックするたび、戦闘終了時にガラクタの壁をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
新テキスト:
防衛(このクリーチャーは攻撃できない。)
ガラクタの壁がブロックしたとき、戦闘終了時にガラクタの壁をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
風の早船/Windscouter(機能変更無し)
おっと、予想外の所からwhen/whenever三銃士の四人目が現れた。ほとんどの場合、能力が誘発すればこれ自身は……もういいよね?
旧テキスト:
飛行
風の早船が攻撃かブロックするたび、戦闘終了時に風の早船をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
新テキスト:
飛行
風の早船が攻撃かブロックしたとき、戦闘終了時に風の早船をオーナーの手札に戻す。(それが戦場にある場合にのみ戻す。)
未だにどこでも訳されて無かったのでやってみた。
偵察の前後には「古い酒屋が潰れて新しいPCショップができてそれに猛反発が~」みたいなストーリーがあるんだけど、面倒だったので全カット。
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